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令和元年5月31日 (金) 武田邦彦 × 須田慎一郎

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武田邦彦先生 お誕生日おめでとうございます

2019年 (令和元年) 6月3日に76歳の誕生日を迎えられる、武田邦彦先生。




欧州議会選挙は「良い兆し」 親EU派の多数派確保

欧州各国の主権はEUの官僚が牛耳っている

イギリスで2016年 (平成28年) 6月23日に行われたイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票は、EUからイギリスに主権を取り戻すことが目的でした。

確かにイギリスはEUに加盟していますが、どうして主権を取り戻すという話になるのでしょうか?

それを理解するためには、欧州連合の機構を知る必要があります。

欧州連合の機構

欧州連合 (EU:European Union)の組織を理解するためには、次の3つの組織が重要になります。

  1. 欧州連合理事会
  2. 欧州議会
  3. 欧州委員会
 欧州連合理事会 (Council of the European Union)

欧州連合理事会は上院にあたる組織です。

昔の日本の貴族院みたいなもので、選挙がなく各国の推薦で構成されています。

 欧州議会 (European Parliament)

欧州議会は下院にあたる組織です。

構成員を選ぶために選挙があります。

 欧州委員会 (European Commission)

欧州委員会を日本の組織にあてはめると官僚組織にあたる組織です。

構成員を選ぶための選挙はありません。

欧州議会は立法機関と言えるのか?

選挙で選ばれる欧州議会は日本で例えると国会にあたります。

つまり、日本の国会と同じように立法権を持っています。

しかし、EUにおける法案を提出できるかと言えば、そうではありません。

法案を作るのは、官僚組織と言える欧州委員会が作ります。

欧州議会は提出される法案の説明を、聞くぐらいの役割でしかありません。

武田邦彦さん
武田邦彦さん
1970~1980年代にできてきた頃から欧州委員会の官僚組織には、いわゆるグローバリストと言える世界主義者のマフィアが今でもたくさんいます。

EU加盟国の中では次の不満が出てきました。

選挙で選ばれた欧州議会が決めるならまだしも、選挙で選ばれていない欧州委員会に我々の主権が侵されている!

ブレグジットを巡るEUの進むべき道

ポーランドから選出されているEUのトゥスク大統領は「親EU派が過半数を確保した」とコメントしました。

しかし、実は楽観視できる状態とは言えません。

なぜなら、今まで欧州議会の中の反EU派は約20%を程度でした。

それが、今回の選挙では約33%にまで伸ばしているため「反EU派が1.5倍になる」とも表現できるのです。

イギリスの合意無き離脱で大混乱は起きるのか?

日本の報道では、もしイギリスが合意無き離脱をすると大混乱が発生するかのような報道をします。

しかし、本当にそのような大混乱は発生するのでしょうか?

例えイギリスがEUから離脱しても、世界貿易協定に加盟していることには変わりありません。

確かに、一部では混乱が発生するかもしれません。

ですが、世界経済を巻き込んでまでの大混乱が発生する可能性は低いと言えます。

今のEUはグローバリズムと反グローバリズムのせめぎ合いになっている。

須田慎一郎さん
須田慎一郎さん
EU残留しているドイツやフランスにしてみれば、イギリスがEUから離脱し失敗することを望んでいます。

なぜなら、イギリスがEUを離脱した結果が成功すると、続く国が現れてくるからです。



安倍首相が中東の平和に向けイラン訪問をサウジに説明

アメリカとイランは戦争が勃発する寸前

この問題は、ものすごく難しい国際状況が絡み合っています。

見かけ上はアメリカとイランの間で、いつでも戦争が勃発してもおかしくない状態です。

そもそも、中東地域は以下の様な事が複雑に絡み合っています。

  • 中東情勢
  • 石油利権
  • 原子力の拡散
  • アメリカの世界覇権

これだけの問題を常に抱えているにも関わらず、ここ最近様々な事件が発生しているのです。

米が12万人の兵士をイラクに派遣

アメリカはジョン (John) ボルトン (Bolton) 国家安全保障問題担当大統領補佐官を中心にして、イランへ12万人の兵士を派遣を決めました。

サウジの石油タンカーが攻撃を受ける

5月13日 オマーン沖でサウジアラビアの石油タンカーが何者かによって、攻撃を受ける事件が起きました。

イラクにあるアメリカ大使館に砲弾

5月19日 イラクの首都であるバグダッド (Baghdad) にあるアメリカ大使館にロケット砲が撃ち込まれました。


武田邦彦さん
武田邦彦さん
このような出来事が次々に起こりながらも、世界は戦争までには至らないのではと静観している状況です。

この状況の中、安倍首相が調整役を買って出ているのです。

ここまで外交力があるとは思いませんでした。

もし、首相を辞めても外務大臣をやってほしいですね。

中東問題は日本のガソリン価格に非常に関わってくる問題!

安倍首相がイランを訪問する狙いとは?

今回、安倍首相がイランを訪問する意味合いを、複合的に考えないといけません。

まず、喫緊の課題としてはシーレーンの安全確保があります。

石油を日本へと安定的に供給するためには、南シナ海を中心とする日本近海のシーレーンの安全確保が必要となります。

しかし、いくらシーレーンの安全確保できたとしても、石油自体を買うことができなければ意味がありません。

今回はもちろんそのことを踏まえて、イランへの訪問が実現しています。

安倍外交と安全保障

安倍首相は世界を俯瞰的に見て、外交しています。

それは、安全保障にもリンクしています。

南シナ海を中心とする日本近海のシーレーンの安全確保のために防衛します。

そのためには、安全保障法制を成立させ集団的自衛権を一部分行使できるような体制を、整えないといけませんでした。

それが、実現することでアメリカ海軍と共同作戦を実行できるようになったのです。

そして、将来的には空母と言っても過言ではないいずも型護衛艦を使って、日本の海上自衛隊が単独で海上警備行動がとれるようになるかもしれません。

須田慎一郎さん
須田慎一郎さん
戦後、日本の安全はアメリカにお願いするしかありませんでした。

言い換えると、自分たちだけでは国益を守ることができないとも表現できます。

このように様々な点を踏まえて、安倍首相は先の先を見据えているはずです。


『高血圧治療ガイドライン2019』基準値据え置きも管理は厳格化へ


日本高血圧学会から発表されているのがポイント

高血圧を心配している人は、血圧を下げることに努力します。

なぜなら、血圧を下げると血管が破れるリスクが減るので、脳溢血などにかかることを防ぐことができます。

しかし、それは同時にガンと認知症のリスクが高まります。

武田邦彦さん
武田邦彦さん
高血圧学会はガンと認知症に関しての責任は持っていません。

降圧剤などの医療費を増やして、患者を減らすという巧みな方法なんです。

高血圧が問題ではない!

まず、高血圧の患者に降圧剤を投与することで、儲けることができます。

そして、しばらくしたらガンに罹るので、またガン治療で儲けることができるのです。

つまり、ピンピンコロリで死にたい人は高血圧を保っておく必要があります。

数年間は死ぬように生きて、少しでも長生きしたい人は低血圧を保っておく必要があります。

武田邦彦さん
武田邦彦さん
だから、お医者さんは血圧を計る前にその患者に人生観を聞いてほしい。



【社会の裏】
関ナマと中核派


なぜ、関西生コンが関東に進出してくるのか?

関西生コンの悪名は鳴り響いていたので、絶対に関東には進出させないようにしていました。

しかし、4月10日付で発行された機関紙が驚くべきことに『関東版』になっています。

この動きには、中核派とも呼ばれる革命的共産主義者同盟全国委員会との連携を図っているからです。

3月29日 杉並区の「西荻地域区民センター」で中核派による春闘集会が開かれました。

もともと、杉並区は中核派が強い地域で有名です。

その時のタイトルは次のものです。

関西地区生コン支部への弾圧に反撃を!

大阪から駆けつけた関生支部の、武谷新吾書記次長は次の様に述べていました。

まっとうな労働運動をしているから弾圧される。誇りに思う。

須田慎一郎さん
須田慎一郎さん
これを見るだけで、関西生コンと中核派のつながりが強いことが色濃く伺えます。

「威力業務妨害」と「労働運動」の分岐点

先日、大阪府警に逮捕された関西生コンの容疑者に対する威力業務妨害事件の公判が行われました。

容疑に対しては「威力業務妨害ではなく、労働運動だ」と全面無罪を主張しています。

しかし、警察側も労働運動ではないことを突き止めています。

その分岐点となるのが組合員がいない会社に出荷妨害をしたことです。

これを、関西生コンは繰り返し行っていました。

もし、組合員がいる会社であれば、あいまいになってしまいます。

なぜなら、管轄が警察ではなくなるかもしれないからです。

労働運動だとるすと、厚生労働省の中央労働委員会が間に入って、民事と刑事で免責されることも十分に考えられました。

なぜ、関西生コンと中核派が連携するのか?

過去を振り返っても、関西生コン中核派のつながりが、まったくなかったわけではありません。

しかし、ここにきて突然このような集会を開いたのは、切羽詰まっていることが予想できます。

少し前までは、関西でも関西生コンと手を組んでいる労働組合もありました。

しかし、今では一切の縁を切られてしまい孤立無援になっています。

行き場がないので、かつては国鉄の労働組合だった国鉄動力車労働組合と連携を図っているのです。

しかし、現在の国鉄動力車労働組合はかつてのようにJRの組合員はほとんど所属していません。

中核派の牙城となっている状態です。

須田慎一郎さん
須田慎一郎さん
ここに行くか!? と言う感じです。

しかし、同時に終わりが見えてきましたね。


POSTED COMMENT

  1. キツネ より:

    ≪EUから離脱したいヨーロッパ人の気持ち≫

    日本の報道でもブレグジットが起こった時は、大々的に報道されました。

    しかし、EU圏内でどうして離脱の流れが誕生しているのかについては、あまり報道されていないように感じます。

    私が学生の頃、EUはこれから盛り上がっていくようにしか感じませんでした。

    特に、ユーロの導入の時はすごい熱気を感じたように思っていました。

    それがたった数十年後で、このような状態になっているとは思いもよりませんでした。

    今回、ほとんどの日本人が武田邦彦先生が話されたEUの構造について知らないと思います。

    EUの官僚とも呼べる一部の支配下状態になっているとすると、ヨーロッパ人から我慢の限界にきているのでしょう。

    しかし、ブレグジットが現実となった時、ヨーロッパ人の人に聞いたことがあります。

    その時の回答は「間違った判断だ」と言って、EUを離脱することになったイギリスに賛成している人はいませんでした、

    今の私では、どちらが本当にいいのかわかりません。

    ≪関西生コンと中核派の意外なつながり≫

    地上波しか見ない人にとって「関西生コン」を知っている人は、関西に住んでいるごく一部の人でしょう。

    私も、虎ノ門ニュースで須田さんからいつも勉強している段階です。

    知れば知るほど、日本の闇の部分が隠されているような気がしてなりません。

    しかし、それが国会議員にも続いているので恐ろしいものです。

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