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香港で『逃亡犯条例』改正案撤回を求め、警官隊と衝突70人以上負傷
6月12日午後 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする『逃亡犯条例』改正案の撤回を求めていた民衆のデモが、警察隊と激しく衝突しました。
香港立法会を包囲していた若者たちの一部が、立法会敷地内に突入したためです。
警察隊は多数の催涙弾やゴム弾を使用し、立法会周囲からデモ隊を強制排除したため、70名以上が負傷したと報道されています。
当初、『逃亡犯条例』の改正案は立法会で20日にも採決される予定でした。
しかし、デモを受け不透明な状況になった。
香港緊迫 デモに催涙弾 占拠市民を追いやる警官隊 (2019/6/12)
「逃亡犯条例」改正案提出へ 抗議の大規模ストも (2019/6/13)
「雨傘革命」と今回のデモの違いは?
この2つの大規模デモの違いは何があるのでしょうか?
大きなポイントは、デモを起こした動機の違いが挙げられます。
雨傘革命は
しかし、今回のデモは自分たちの命や自由にもっと直結する内容です。
『逃亡犯条例』が改正され中国に犯人や移送されるということは、どのような罪状をでっちあげられて容疑者とさせられるのかわからないのです。
今回は香港市民の間にも、デモに参加することでどのようなことが起きるのか覚悟はしていたはずです。
つまり、このデモには学生などもはや関係ないのです。
5年前の「雨傘革命」から香港はどのように変わったのか?
間接的にせよ、雨傘革命から中国政府の香港に対する引き締めは厳しくなっています。
それが顕著に表れたのは、
林栄基氏が営んでいた銅鑼湾書店で、反体制書物などの地下出版物を取り扱っていたことが原因でした。
しかし、以前の香港で
中国にとっての香港の役割は終わっている?
当時の香港は中国にとっては「金の生る木」同然でした。
しかし、今となっては香港の経済が傾いたとしても、現在の中国経済からすると大した問題ではありません。
GDPで比べると、隣にある
むしろ、香港の民主化運動が本国に飛び火するほうが、はるかに怖いはずです。
今回のデモと「全米民主主義基金」の関係性は?
『逃亡犯条例』改正案を巡って起きた今回の香港でのデモと、国際情勢がまったく無関係かと言えば、そうとは言い切れません。
アメリカで
5年前の雨傘革命についても同じことが言えます。
雨傘革命を立ち上げたのは学生たちですが、どのように活動すればいいのかについての指導プログラムを提供した女性がいました。
その女性とは全米民主主義基金 (NED:National Endowment for Democracy) の一員で、当時は中国担当の副代表を務めていました。
「全米民主主義基金」とはどのような組織なのか?
「全米民主主義基金」は世界の民主化を支援している、アメリカの組織です。
80年代のレーガン政権時代に、CIAが行っていた仕事を引き継ぐ形で誕生したのがこの組織です。
この組織を立ち上げた目的は、世界の独裁国家にプレッシャーを与えることでした。
一応、現在は民間の組織ですが、資金はアメリカ議会の承認を受けて出資されています。
返還なんかしてんじゃね~よって話なんですよ。
今こそ日本の国会が香港の自由を保障するための決議をするべき!
安倍首相 イランでハメネイ師とロウハニ大統領と会談
6月12日午後 日本の安倍首相はイランの首都テヘランでロウハニ大統領と会談しました。
核開発を巡る米国との対立が深刻化する中、対話に応じるよう要請しました。
その上で、次の様に呼び掛け衝突回避に向けて緊張緩和を求めました。
「中東地域の緊張の高まりを深刻に懸念しています。緊張緩和、情勢の安定化に向けて率直に意見交換していきたい。」
会談終了後、両首脳は共同記者発表に臨み、次のことを強調しました。
「何としても武力衝突を避ける必要がある。緊張緩和に向けて日本としてできる限りの役割を果たしたい。」
安倍総理とイラン大統領 通訳のみで会談 (2019/6/12)
仲介役の安倍総理 イラン最高指導者とも会談 (2019/6/13)
イラン訪問の安倍総理 米との武力衝突回避求める (2019/6/13)
ハメネイ師「トランプ氏にメッセージ送る価値ない」(2019/6/14)
ハメネイ師 会談で「核製造も使用もしない」(2019/6/14)
そもそも『イラン合意』が不十分だった
今回、中東で一気に緊張が増したのはアメリカの
しかし、イラン合意には初めから、署名などされていないため法的拘束力は一切ありませんでした。
そのため、イランを核兵器や大量破壊兵器から遠ざけるためには、不十分だったと言わざるをえません。
アメリカもイランと本気で戦争をするつもりではない。
アメリカも安倍首相に期待している
日本の現職首相のイラン訪問は、
当時は、
今回の安倍首相がイランを訪問に関しては、アメリカも期待しています。
現在、アメリカは振り上げた拳を下すことができない状態になっています。
この緊張緩和のキッカケを、日本の安倍首相が作れるかもしれません。
日本がイランに対しての思惑は?
日本にとっても、中東で戦争が起こることは望んでいません。
イランから原油を買っている日本としては、なんとしてでも避けるべきです。
その他にも、イランと北朝鮮の関係があります。
イランと北朝鮮は武器の取引を行っているので断絶させたいという思惑があります。
イランとアメリカの両国といい関係を保っている先進国は日本だけ。
国民民主 女性天皇案発表 女系認めず 夏の参院選公約に
6月11日 国民民主党の
内容としては、国民民主党の組織する皇位検討委員会が安定的な皇位継承策として独自にまとめており、夏の参院選公約に盛り込む方針です。
そのポイントとしは、男系の女性天皇を容認する一方、父方に天皇がいない女系天皇は認めないことです。
改正案によれば皇位継承順は次の様になります。
正式な皇位継承者を排除しての改正案
19/6/13 #キツネニュース
①今回の香港デモと雨傘革命の違いは?https://t.co/mjSggStRwa
②安倍首相がイランを訪問https://t.co/hZLmpNxC1x
③一応、国民民主は男系継承を重視している?https://t.co/awFO0WkTsS
— 虎ノ門ニュース【非公式】BLOG (@toranomonnews) 2019年6月23日
≪香港のデモにアメリカの影≫
香港では『逃亡犯条例』改正案撤回を求めて、はげしいデモが発生しています。
そのバックにアメリカの存在があるかもしれないことに、有本香さんは言及されていました。
私はデモと言うのに参加したことがないので、どのように発生するのかわかりません。
自然発生するものではないので、誰か発起人がいることは確かにです。
正直、5年前におきた雨傘革命はそこまで知りません。
しかし、雨傘革命と違って今回のデモは主要人物が誰も表に出てきていない印象を受けます。
やはり、中国政府に目を付けられることを避けているのかもしれません。
≪安倍首相のイラン訪問≫
日本の現役の内閣総理大臣がイランに訪問するが41年振りだということに驚きました。
安倍首相はハメネイ師とロウハニ大統領と会談することも初めてだったのでしょうか?
映像を見る限り、初対面の感じではなかったかのように思います。
個人的にイランとイラクがよくごちゃごちゃになってしまいます。
今回、安部首相はアメリカとイランの戦争を避けるために訪問しました。
過去、アメリカは当時のフセイン大統領だったイラクと戦争はしているのでまた中東で戦争が起こるのは避けるべきでしょう。