目次
北方領土は「主権有する島」安倍首相
衆院本会議で、安倍首相は立憲民主党の枝野代表から代表質問を受けました。
その際、北方領土に関しての「北方四島は日本固有の領土か?」との言及がありました。
しかし、安倍首相は「わが国が主権を有する島々」の表現に留め「日本固有の領土」との表現をしませんでした。
これは、ロシアとの平和条約締結交渉を踏まえた答弁と見られます。
2019年1月30日 代表質問 枝野幸男
どうして「日本固有の領土」と言わなかったのか?
先日、開催された衆議院本会議で立憲民主党の
いくらなんでも、交渉事であるためロシアに手の内を見せるわけにはいきません。
しかし、そのこと差し引いて考えても、今回の安倍首相の発言は主権のことを棚上げにしているかの様にも見えます。
外交部会でも話されたことがない
過去に、何度も外交部会は開催されています。
しかし、自由民主党の議員に対して、安倍首相や外務省から北方領土の交渉について、一度も説明されたことがありません。
ロシアのモスクワにいる日本の大使が一時帰国して、外交部会に出席されました。
その時でさえ、この話はまったく言及されたことがありません。
安倍首相の「わが国が主権を有する島々」の発言に隠された真意とは?
今回の発言に関しても、安倍首相の考えが隠れていることが垣間見えます。
それは「日本固有の領土」ではなく「わが国が主権を有する島々」と言う表現に留め、世論の反応を見ているだけかもしれません。
つまり、安倍首相としても主権を棚上げと決めたわけではありません。
しかし、裏を返せば様子を探ると言うことは選択肢の中にあるとも言えます。
主権の問題を棚上げにする、日本が国であることを止めていることのプロセスである。
私は様々な世界の国々に訪れてきました。
その国々で社会の安定度において日本は1位です。
しかし、国が国であることを半ば失っている、唯一の国でもあります。
極めて異様な国が日本なのです。
日本が二大政党制にできない理由とは?
自由民主党がどんなに嫌いな日本人でも、野党に政権を託すわけにはいかないと思っています。
その原因は、
それが証拠として表れているのが、内閣支持率ではなく政党支持率を見るとよくわかります。
どこの世論調査をとっても、自由民主党が4割前後、支持政党なし4割前後の数値が出てきます。
そして、残りに約2割をほかの野党で分け合っているにすぎません。
内閣支持率だけを見て「不支持率が支持率を上回った」などと報道されるが、日本国民は野党に政権を預けるつもりはない。
この段階で、日本で二大政党を実現するのは極めて困難であることがわかります。
しかし、どうして日本の野党はここまで政党支持率がないのでしょうか?
日本の野党は日本の国益を考えていない
二大政党制を車に例えると、2つの政党が両輪の役割を果たします。
その上に何が乗っているかと言えば、その国の国益です。
しかし、今の日本の野党は国益を考えない場合が多いのです。
今回、枝野代表が日本とロシアで行われている北方領土についての言及についてもそうです。
交渉事の中身を明かせと言う発言自体、国益を度外視しているとしか言いようがありません。
細野豪志の自民党二階派入会
その様な、野党議員の行動に驚いたのが
現在は、自由民主党に所属していない状態です。
しかし、野党時代あれだけ自由民主党を批判していた人が、どのような理念で政治活動をしているのか疑いたくもなります。
細野豪志氏 二階派会合後会見【全編】
沖縄県民投票 全県で一斉実施
沖縄県の宜野湾市、沖縄市、石垣市の3市の市長は米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡る県民投票を実施する方針を表明しました。
昨年12月に関連予算を否決したことを受け、3市は不参加を表明していました。
今回、3市が参加を決めたことで、沖縄県の全41市町村でに県民投票が実施されます。
沖縄県民投票 全県で来月24日投票
なぜ、沖縄県民投票が全市町村で実施されることになったのか?
昨年、成立した投票条例は宜野湾市にある普天間飛行場を名護市の
このことについて沖縄県民に『賛成』『反対』の2択で民意を問うことでした。
しかし、これでは正確な民意を推し量ることはできないとして、以下の5市が不参加を表明していました。
しかし、全県での実施に向け、1月29日の県議会で選択肢に『どちらでもない』を加え3択とする条例改正が成立しました。
しかし、このニュースについては、オールドメディアがどの様に伝えているのか注意する必要があります。
本当に納得して県民投票に参加することになったのか?
アメリカ海兵隊の辺野古への移転について『賛成』『反対』の2択しかない極端なやり方では協力できない。
それでは、沖縄県が困ってしまい妥協案として選択肢を2択から3択にしたかの様に報道されています。
つまり、全ての市町村が納得して県民投票に参加することになったと報道されています。
5市が参加に転じたのは、3択になったからではありません!
実は、嫌がらせ、妨害、誹謗中傷があまりにも多かったから耐えきれなかったと言われています。
そのため『どちらでもない』という選択肢を増やして押し込められたのが現実です。
江崎孝氏が伝える沖縄県民投票の実態とは?
青山繁晴氏が八重山日報に掲載された江崎孝氏の演説内容を紹介。辺野古移設に関する県民投票に5市長が拒否すると、反対派が市長等を訴えた。反対派は普天間の危険を除去するために移設することを一切言及せず、移設を「新基地」と言い換えている。 pic.twitter.com/3N8IXRECZR
— take4 (@sumerokiiyasaka) 2019年2月4日
『狼魔人日記』のブログの管理人である江崎孝氏が、
なぜなら、今回の県民投票は肝心な焦点にあえて触れていないからです。
その焦点とは、現在辺野古の埋め立ては進められているかについてです。
辺野古への移設の目的は、普天間基地があまりにも危険であるため、その危険性を除去するためです。
しかし、反対派の人たちは辺野古に移設することの目的には、一切触れていません。
普天間基地を抱える宜野湾市長が不参加を表明した背景とは?
実は、宜野湾市の
それは、普天間基地の危険性除去の疑問に対して、沖縄県から明確な回答がなかったためでした。
沖縄県の民意として、沖縄県の米軍基地負担を軽減してほしいはずです。
実際、普天間基地から辺野古に移設すると基地負担が軽減されます。
そのため、普天間基地から辺野古へ移設されることは、民意に反するとは言えないのです。
[PDF] 辺野古違法確認訴訟 判決文 (2016/12/20)
[沖縄タイムス] 辺野古訴訟 最高裁判決を受けて
そもそも、普天間と辺野古を分けて沖縄県の民意を問うことがおかしい。
通常国会中に参議院の議席が移動したわけとは?
1月28日に開催された通常国会では、青山繁晴さんの議席は前から2番目に座席が割り当てられていました。
しかし、たった4日後の2月1日には後ろに移動することになりました。
毎年、国会が開催される度に席替えはしますが、途中から席替えされることはありません。
どうしてなのか、国会対策委員会で聞くと意外なことが理由でした。
鴻池祥肇氏への追悼演説
そのため、1月28日~31日まで追悼演説があったからです。
その時、鴻池さんの議席がないと寂しいだろうと思って、名札を立てた状態で議席を用意したからでした。