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令和元年7月25日 (木) 有本香 × 竹田恒泰

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山田太郎氏の票が山本太郎氏へ 静岡県富士宮市選管ミス

きっかけは、山田太郎氏に投票した有権者のTweet

この開票結果のミスは富士宮市民からの指摘が電話やメールで相次いだことがキッカケでした。

それによって、調査した結果計上ミスが発覚しました。

静岡県富士宮市選挙管理委員会でミスが発覚




#キツネのTweet ★拡散希望★

候補者が山田太郎氏だからこそ発覚したとも言える

今回のミスは確かに間違えやすいと言えます。

そこで、ポイントとなるのが間違えられた候補者が山田 (やまだ) 太郎 (たろう) 氏だったからこそ発覚できたとも言えるのです。

山本太郎氏に比べると、山田太郎氏は全国的に有名な候補者ではないかもしれません。

しかし、2016年 (平成28年) 表現の自由を守る会という政党を立ち上げたこともあり、アニメの世界では絶大なる支持を得ています。

どのぐらいの支持があるかと言うと、全国比例区の自由民主党では539,566票の第2位の得票を獲得していることが物語っています。

つまり、熱心に支持してくれている山田太郎氏の支持者が票の動きを細かくチェックしていたからこそ、発覚できたのです。

竹田恒泰さん
竹田恒泰さん
今回、他の選挙区でもあったのではないですか?

富士宮市だけが間違えたとは考えにくいです。

しかも、富士宮市の場合はゼロだからこそわかったのです。

有本香さん
有本香さん
今回の参議院選挙では自民党であっても、鉄板となる団体や支持を持っている候補者、大物タレント候補者が上にいけるというわけではありませんでした。

候補者自身がネットを使って発信している人の強さが、際立ったと思います。

ネットを使いこなす候補者が勝った選挙戦だった

日本でインターネット選挙運動が解禁されたのは2013年 (平成25年) からでした。

ようやく5年経って、ネットの反応がそのまま選挙結果で表れてくる様になったと言えます。

ネットの影響が大きくなり、相対的にマスメディアの影響力は弱まりつつあります。

このネットの影響力が大きくなることは、プラスの側面もありますが、マイナスの側面もあります。

それは、ネットによってれいわ新選組のような質の悪いポピュリズム政党が、出てくる結果になったことです。

地上波のテレビ従来のマスコミはほとんど無視していましたが、選挙期間中は代表を務める山本 (やまもと) 太郎 (たろう) 氏の演説は繰り返し再生されていました。

『特定枠』を一番うまく活用したのは れいわ新選組

そもそも今回の参議院選挙から新しく導入された制度で『特定枠』があります。

これは自由民主党の内部で取り繕うための救済措置にすぎませんでした。

今まで1県で1人に選出されていたのを合区にしたため、それを補うためだったのです。

その合区になったのが「徳島県と高知県」「島根県と鳥取県」です

そして、自由民主党の『特定枠』に2名を選出しています。

1位の三木 (みき) (とおる) 氏は徳島県選出、2位の三浦 (みうら) (やすし) 島根県選出です。

しかし、この『特定枠』から選出した候補者は選挙活動が制限があります。

例えば、自分の名前を言って選挙活動ができなかったりするのです。

『特定枠』を使って舩後靖彦氏と木村英子氏を当選させる

山本太郎氏は自分をあえて順位を3番目にすることで舩後 (ふなご) 靖彦 (やすひこ) 氏と木村 (きむら) 英子 (えいこ) 氏を当選させることに成功しました。

竹田恒泰さん
竹田恒泰さん
自民党も『特定枠』をまさかこの様な使われ方をされるとは、思っていなかったでしょうね。

山本太郎代表本人は次の衆議院選挙に出馬すればいいでしょうから、今回の当落はどうでもいいでしょう。

特定枠』を一番うまく使ったのが山本太郎代表率いる、れいわ新選組だった!

れいわ新選組のバックにいる斎藤まさし

れいわ新選組のブレーンとして名前が取り上げられる人物がいます。

それは斎藤 (さいとう) まさし氏という人物で、革命のために選挙をやっていると言われる程、かなり左寄りの思想の持主です。

有本香さん
有本香さん
深刻に考えないといけないのは、自分では保守であると思っている人の一部もれいわ新選組に投票しています。

比較的よく存じ上げている、音楽評論家の湯川 (ゆかわ) れい子 (れいこ) さんや、女優の木内 (きくち) みどりさんは完全に支持されていますね。

第25回 参議院選挙における票の流れ

災害が遭った地域は投票できなかったこともあり、全体的に投票率が低くなってしまいました。

そのため、前回の選挙をそのまま比べるのも無理があるかもしれません。

しかし、それでも前回行われた2016年 (平成28年) の参議院選挙と比較したい票の流れは公明党です。

公明党は前回と比べて100万票も減らしているのです。

この公明党の票がれいわ新選組に流れたのではないかと言われています。

第25回 参議院選挙比例区得票数
政党名 得票数
(2016年度)
自由民主党 17,711,862
(20,114,788)
立憲民主党 7,917,719
公明党 6,536,336
(7,572,960)
日本維新の会 4,907,844
(5,153,584)
日本共産党 4,483,411
(6,016,195)
国民民主党 3,481,053
れいわ新選組 2,280,764
社会民主党 1,046,011
(1,536,238)
NHKから国民を守る党 987,885
安楽死精度を考える会 269,051
幸福実現党 202,278
(366,815)
オリーブの木 167,897
労働の解放をめざす労働者党 80,055

日本におけるポピュリズム選挙の始まり

今まで、日本には極端なことを有権者に訴え、一気に支持を得る選挙戦はありませんでした。

しかし、このような選挙は欧米ではポピュリズム選挙などと言われ、批判されることがあります。

今回、れいわ新選組の山本太郎氏はこのポピュリズム選挙に、非常に似ているものがあります。



【虎ディショナル談話】
靖國神社はこのままでよいのか

保守の考えの方でも靖國神社がそのままでいいのかだけを聞かれると、意見は分かれるでしょう。

まず、よく問題にされるのがA級戦犯合祀に関しての議論です。

多くの保守の考えの方は、この問題に関して「合祀したままでいい」と答えるでしょう。

しかし、天皇陛下が御親拝されていない状況を考えると「そのままではよくない」と答えるかもしれません。

A級戦犯を分祀できるのか?

そもそも、A級戦犯を分祀するかどうなの議論そのものに意味がありません。

なぜなら、宗教上はもはや分祀できないからです。

いくら一般国民が「分祀すべきだ!」と言っても不可能なのです。

なぜ、A級戦犯を分祀できないのか?

この分祀できない理由は様々なことで表現されます。

その1つが水に例えられます。

透明の水が入った容器に朱色のインクを入れると色が付きます。

しかし、それを後で朱色のインクだけを取り出して、元の透明の水に戻せといっても不可能なのです。

靖國神社に祀られているのはまさに同じ状態なのです。

つまり、祀られている246万6,584柱の御霊は、個別に管理されているわけではありません。

あくまで、英霊が1つの集合体として祀られているのです。

なぜ、A級戦犯を分祀する議論がでてきたのか?

そもそも、A級戦犯を分祀するべきだと言う議論は、中国と韓国との間で起こっている靖國神社問題が根底にあります。

仮に「A級戦犯を分祀すれば中国や韓国は非難しなくなる」と言う考えがあるため議論されています。

しかし、分祀したからと言って非難しなくなると言う保障はどこにもありません。

竹田恒泰さん
竹田恒泰さん
もはや、日本を攻撃する外交カードになってしまったので、手放すはずがありません。

このことを考えると、朝日新聞が悪いわけです。

有本香さん
有本香さん
そうですね、靖國問題と言うものを新たに作り上げましたからね。

直接、天皇陛下が御親拝されない現状をどう思うか?

本来、根本的に議論しないといけないのは、天皇陛下が御親拝されない今の状態をどうするかを議論しないといけません。

その視点で考えるとそのままでいいわけがありません。

では、一体なぜ天皇陛下は靖國神社に御親拝されなくなったのでしょうか?

天皇陛下が最後に御親拝されたのは?

戦後、昭和天皇は靖國神社に8回御親拝されています。

  1. 1945年 (昭和20年) 11月20日 臨時大招魂祭
  2. 1952年 (昭和27年) 10月16日
  3. 1954年 (昭和29年) 10月19日 例大祭
  4. 1957年 (昭和32年) 4月23日 例大祭
  5. 1959年 (昭和34年) 4月8日 臨時大祭
  6. 1965年 (昭和40年) 10月19日 臨時大祭
  7. 1969年 (昭和44年) 10月20日 創立100年記念大祭
  8. 1975年 (昭和50年) 11月25日

以降、御親拝されていません。

ここで、押さえておかないといけないことがあります。

それは、この間中国や韓国から非難されることは1度もなかったことです。

いつ、A級戦犯が合祀されたのか?

A級戦犯が靖國神社に合祀されたのは、1978年 (昭和53年) 10月17日です。

この事実を踏まえると、A級戦犯が合祀されて以降は一度も御親拝されていません。

この事実が次ぎの憶測を呼ぶことになりました。

天皇陛下がA級戦犯を合祀したため、御親拝されなくなったのではないか?

更に、2006年 (平成18年) 7月20日に公表された『富田メモ』によってその信憑性が増すこととなりました。

なぜなら、その内容とは昭和天皇御自身がA級戦犯を合祀したことに対して不快感を示す内容だったからです。

前にもあったが どうしたのだろう
中曽根の靖国参拝もあったが
藤尾文相の発言。
奥野は藤尾と違うと思うがバランス感覚の事と思う、単純な復古ではないとも。

私は或る時に、A級が合祀され
その上 松岡、白取までもが
筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが
松平の子の今の宮司がどう考えたのか
易々と
松平は平和に強い考えがあったと思うのに
親の心子知らずと思っている
だから 私あれ以来参拝していない
それが私の心だ

しかし、昭和天皇はA級戦犯の方々に悪いイメージはありません。

なぜなら、東条 (とうじょう) 英機 (ひでき) に対して、悪いことをおっしゃった記録がありません。

つまり「好きか? 嫌いか?」と「御親拝できるか? できないか?」と言うことは別問題です。

しかし、天皇陛下が御親拝しにくくなったのは事実です。

なぜなら、日本の内閣総理大臣が靖國神社に参拝されただけで、中国や韓国から非難を浴びるようになったからです。

天皇陛下の行動で、国際的な非難を浴びることがあってはいけません。

その結果「だったら天皇をなくせばいい」ということにまで発展することだって考えられます。

竹田恒泰さん
竹田恒泰さん
天皇陛下が御親拝されないのは、問題かもしれません。

確かに問題なんです。

しかし、私に言わせればこのままでもいいんです。

なぜなら、春と秋の例大祭には勅使を送っていらっしゃるからです。

天皇陛下の勅使とは?

まず、天皇陛下が勅使を送るという意味を考えないといけません。

天皇陛下の勅使は、天皇陛下の名代です。

表面的には変わったかもしれませんが、中身は何も変わっていないのです。

勅使を派遣すると言うことは、天皇陛下がそのまま来られることと同じです。

どれほど、同じかと言えば内閣総理大臣と比べたらわかります。

例えば、天皇陛下の勅使と内閣総理大臣が同席した場合、上座に座るのは勅使です。

つまり、勅使より上座に座るのは天皇陛下以外いないのです。

唯一、天皇陛下は英霊との約束を守っている

天皇陛下は兵隊と堅い約束を交わしています。

それは「靖國の御霊を安んじ奉る」と言う約束です。

つまり、靖國神社は日本のために戦って散華された英霊のためにあるのです。

国家、国民、ましてや遺族のためにあるのではありません。


POSTED COMMENT

  1. キツネ より:

    ≪山田太郎と山本太郎の取り違え≫

    選挙において候補者の名前を間違うのは許されません。

    しかし、静岡県 富士宮市の選挙管理委員会の人たちが間違えたのも無理がないと思います。

    確かに、全国区で有名なのは山本太郎氏だと思いますが、得票数がゼロという段階でおかしいと思わなかったのでしょうか?

    こんなことをするなら、もっと機械を使って自動集計など日本の技術をもってすればできそうですが、未だにそれを導入しないのが不思議なくらいです。

    ≪靖國神社問題を考える≫

    おそらく、これを取り上げたのはあのtwitterで激論を交わしたのも、1つの理由ではないかと思いました。

    しかし、個人自ら靖國神社に参拝された方はどれほどいらっしゃるのでしょうか?

    あいにく、住んでいるのは東京から離れているため、そう簡単には参拝できないです。

    私は今まで2回行きました。

    その内1回は正式参拝させていただきました。

    かなり、しっかりした儀式です。

    まだ、正式参拝されたことがない人はぜひオススメします。

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